投稿日:2007-03-05 Mon
3/2(金)の夜、向井亜紀さん原作のドラマ「会いたかった-代理母出産という選択-」を観ました。高田延彦さんという男性にとても魅力を感じました。
あんな器の大きな男性に守られている向井さんは幸せでしょうね。
ドラマのあらすじは…
妊娠とともに発覚した子宮頸ガンにより、お腹の赤ちゃんと共に子宮を摘出しなければならなかった向井亜紀さん。しかし、夫(高田延彦さん)との子を持ちたい、母になりたいという気持ちは捨てきれず、代理母出産という選択を決意した。
向井さんが行った代理母出産とは、自分の卵巣から卵子を取り出し、夫の精子と受精させ、受精卵を代理母の子宮に移すという方法だった。
受精卵を代理母の子宮に移し着床したら妊娠ということになるが、成功の可能性はたった3%だったという。
1度目、受精は失敗に終わった。
2度目、受精はしたが、受精卵は着床せず妊娠には至らなかった。
医師から、「放射線治療と抗がん剤の影響で、卵巣がひとつしか動いていない。このまま続けても成功する確率は1%」と告げられた。
失敗の事実はマスコミにも取り上げられ、世間からの誹謗中傷に苦しめられる。
3度目、代理母が妊娠し双子が誕生する。
というものだ。
現在、日本では母親の体から産まれたもの以外はこれを一切実子とは認めていない為、実子としての出生届は受理されなかった。
しかし、DNA鑑定では99.999%向井亜紀さんと高田延彦さんのDANを引き継いていると鑑定結果が出ている。
刑事事件などで犯人の特定や裁判で、DNA鑑定は“決定的な証拠”として日本でも当然、認知されている。
生物学的に実子であることは証明されているにも関わらず、日本の法律で実の子として認めないという矛盾…
代理母出産については、賛否両論ありますが、反対派の主張の多くは、
★倫理に反する
★神への冒涜である
★自然の摂理に反する
★金さえあれば何をしてもいいのか?!
★女性がそれこそ産む機械として市場に流通する
★自分の腹を痛めて産んだからこそ、子供に無償の愛を与える事ができる
こんな意見が大半でした。
私は、代理母出産に賛成とも反対とも言えません。
しかし、反対派の主張する意見には筋が通らない事があるなぁ。
また、現在認められている事柄でも、同じような事があるなぁ。じゃぁなぜ、それらは良くて、代理母出産はダメなんだろう?と疑問に感じました。
例えば、
★倫理に反する
そもそも、倫理に基づいた善悪の判断なんてものは、時代によって変わっていっているではないか?
よく例に挙げるのが、“戦争”。昔、日本人は“戦争”というものを悪いことだと思っていなかったではないか?少なくとも、“戦争”という事柄に対して、現在と同じ倫理感を持っていたであろか?
★神への冒涜である
全くもって説得力がない。あなたは神と会って、神と話したの?
代理母出産に関して、神がどう考えているのかあなたに分かるの?
人間は神が創った。この世のあらゆるものは神が創った。
それらの考えはあくまでも、そう解釈しているだけで、真実かどうかは誰も知らない。そして、神が存在するのかすら本当は知らないはず。
知っていると思っている人は、そう勝手に解釈しているだけに過ぎないと思う。
★自然の摂理に反する
じゃぁ重力に反して空を飛ぶ飛行機は?
盲腸の手術をする事は?
男性が性転換手術を受けて、戸籍上も女として認められた事は?
人間社会なんて、自然摂理に逆らって生活している典型ではないか?
医学や科学の進歩によって、自然に逆らっているではないか?
昔なら、盲腸でさえ死んでしまった人間。今は簡単に直してしまうではないか?
どこまでOKでどこからがダメって誰が決めるの?
そして、その境界線は絶対に正しいの?
自然の摂理に反する事はすべてダメというならまだ理解できるけど。
★金さえあれば何をしてもいいのか?!
この意図は、何をしてもいいのか?!という“何”は“悪い”というのが前提であるから、代理母出産自体を悪と決め付けての発言であり、なぜいけないのか?という議論にならない。しいて言えば、なんでも金で買っていいのか?と言いたいのだろうが、決して買うというものではなく、受精卵を育てる子宮を借りる訳で、その人の子宮を買い取り奪い去るわけではない。
また、提供者から完全に奪い去ってしまう臓器提供は認められているが、提供者から子宮を借りる事はいけないというのはどういう事なのか?
金銭の譲渡があるから問題だというなら、無償で代理母を引き受けるなら良いのか?
不妊治療の為、他人から精子や卵子をもらって出産することは認められていながら、なんで子宮を借りるのはいけないのか?
★女性がそれこそ産む機械として市場に流通する
代理母出産が認められている海外で代理母が出産機械として市場に過剰流通してるというのか?そんなことはなく、人身売買や女性が出産機械の様に扱われる事がないよう、代理母になる為の細かな規定が法が整備されている。なのに、日本ではそうなると言うのか?そうならないための対策・努力はしないのか?
★自分の腹を痛めて産んだからこそ、子供に無償の愛を与える事ができる
自分の腹を痛めて産んだ子を虐待し、死に至らしめてしまう母親も増えているではないか?
代理母出産で生んでもらった子を宝のように大切に大切に愛情を注いでいる母がいるではないか?
腹を痛めて産んだから…それを言うなら、父親は何?
そもそも、腹を痛めて産む事なんてできないし、だけど、あなたの子よと言われただけで、DNA鑑定もせず自分が父だと信じ、生まれてきたわが子を愛してやまない男性は何?
腹を痛めて産むからこそ…という考え方は、全父親の尊厳さえ否定してしまうと思うのですが。
先にも言いましたが、私は賛成(よい)とも反対(悪い)とも言えません。
ただ、自分が向井さんと同じような立場だったら…と考えたけど…自分だったらどの選択肢を選ぶということすらわかりませんでした。その立場に実際になってみないとわからないだろうな。と思いました。
このドラマを観て、安易に自分の考えが正しいと思い込み、悪と決め付け特定の相手を誹謗中傷し、傷付けてしまうのは怖ろしい事だと感じました。
ニーチェの言葉に「世の中に事実(真実)などない。在るのは“解釈”のみだ」という言葉があります。
まさに、そのとおりだと思いました。
同じ事柄も、時代によっては善にも悪にもなる。
それは、事実(真実)ではなく“解釈”だったからなのではないだろうか?
私の信じている真実は、本当に真実なの?
正しいと信じている自分の“解釈”に過ぎないのではないだろうか?
そう思うと、人を誹謗するような事は安易に言えないと思った。
その人には、その人の正しいと信じている“解釈”があり、どちらが正しいなんてわからないじゃない…
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代理母出産代理母出産(だいりははしゅっさん、だいりぼしゅっさん)とは、「ある女性が別の女性に子供を引き渡す目的で妊娠・出産すること」 (Warnock Commitee 1984-1991) 。その出産を行う女性を代理母という。代理出産と略されることもある。また、妊娠するという部分を 2007-09-30 Sun 14:40:18 | 子供の遊び・文学いろいろ
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